気づけば、私はママ友たちの“派閥争い”の真ん中にいた。
誰かと親しくするだけで、誰かを怒らせる──そんな世界。

軽い派閥トラブル:なんとなく、仲良くしちゃダメな人
あの人とは話さない方がいいよ、の空気
幼稚園のお迎えで話しかけてくれた、あるママさん。
とても優しくて、初対面の私に笑顔で接してくれた。
だけど次の日。いつも一緒にいるママ友が小さく一言。
「……あの人と仲良くしない方がいいよ」
理由は聞けなかった。でもなんとなく、それ以上話しかけるのをやめた。
**自分の居場所を守るためには、選ばなきゃいけない人間関係がある。**
その事実だけが、胸に重くのしかかった。
闇深い派閥争い:主導権をめぐる静かな戦い
誰がボスか決めたがる、見えない戦線
幼稚園のランチ会の企画で、主導権を握っていたのはAさん。
でも最近は、Bさんがじわじわと“取り仕切る”側に回りたがっているのが見えていた。
私はAさんに誘われたランチに参加しただけだったのに、Bさんから冷たい視線を浴びるようになった。
そのうち、小さな噂が私の耳に入ってきた。
「○○さんって、Aさんの腰巾着だよね」
ランチ会は次第にギスギスした空気に。
最終的に、Bさんは他のママたちを自分の企画に引き込もうとLINEで必死に動いたけれど、暴走気味だったその行動は次第に浮き始め──
ある日を境に、Bさんの姿はまったく見かけなくなった。
周囲からそっと距離を置かれて、**静かに“消えて”いった。**
ママ友社会では、「勝ち」より「空気」がすべてなのかもしれない。
どんな派閥も、“話しかけにくさ”の原因になる
誰と話すかで、誰かに嫌われるのがこわい
私は、ただ話したかっただけだった。
子どものこと、毎日の小さな疲れのこと。
でも、話しかけた相手が間違ってたら?という不安が、ずっとつきまとっている。
そんな小さな緊張感が積もり積もって、「話しかけない方が安全かも」って、自分に言い聞かせてしまう。
もう少し、心がほどける場所を
ママ友付き合いがしんどいとき、どうしたらいい?
少しでも、違和感を覚えたときは距離を取っていい。
派閥のどちらにも入らずに、笑って挨拶だけする。
それだけでも、十分ママとしての役割は果たしている。
**それでもつらいときは、「話を聞いてもらうこと」。**
誰にも言えなかった気持ちを、そっと吐き出すだけで、呼吸が楽になる瞬間がきっとある。
話しかける勇気より、自分を守る選択を
派閥争いに振り回されて、誰に話しかけるかまで気をつかわなきゃいけないなんて、ほんとうに疲れる。
でも、自分の中の「これはおかしい」という感覚だけは信じていいと思う。
話しかけるかどうかも、どこに属するかも、すべて自分が決めていい。
そう思えたとき、心が少しだけ、ほどけてくれた。