「あれ?私、今…見下された?」
そんなふうに胸がチクッとした瞬間、きっと一度や二度ではないはずです。
子どもの持ち物、洋服、習い事、車、家、そしてランチの内容…
ママ友との関わりの中では、どうしても〈生活レベル〉が透けて見えてしまうことがある。そしてそれが、「貧乏だと思われてるかもしれない」という不安に結びついてしまうことも。
今回は、私がかつて経験した3つのエピソードを振り返りながら、そのときどんなふうに感じていたか、どう乗り越えようとしたのかをお伝えします。

子どもの持ち物が「恥ずかしい」?
どんなエピソードだった?
ある日、子どもを連れて公園に行ったときのこと。隣にいたママ友グループの会話が耳に入りました。
「最近、〇〇ちゃんのリュック、毎回同じだよね」「ちょっと古そうだったよね〜」
うちの子が使っていたのは、私のお下がりをリメイクしたものでした。誰かを名指ししていたわけではないけれど、自分たちの会話の中に“格差”が潜んでいるようで、急に居場所がなくなったような気がしました。
何がつらかった?
子どもに申し訳なさを感じてしまったことが、一番つらかったです。「もっと可愛いリュックを買ってあげればよかったのかな」「こんなことで見下されるの?」と、頭の中がぐるぐるして。
どうやって気持ちを整えた?
家に帰ってから、「私がちゃんと見てるから大丈夫」と子どもに言い聞かせながら、自分自身にもそう言っていました。他人の基準じゃなく、自分の基準で愛情を注げているか。そこに立ち戻ることで、少しだけ心が落ち着きました。
家に招待されて、言葉が出なかった日
どんなエピソードだった?
初めて訪れたママ友のお宅。新築で、インテリアは雑誌に出てくるようなセンス。高級家電が並び、子ども部屋には大型の遊具もあって。
その場では笑顔で過ごしたけれど、家に帰ってからどっと疲れが出ました。「うちはなんて質素なんだろう」と、気がつけばため息ばかり。
何がつらかった?
自分の家庭が劣っているように感じたことです。比較してしまう自分が情けなくもあり、でも止められない。SNSで見る「幸せそうな家庭像」がそのまま目の前にあるようで、つらくて仕方がありませんでした。
どうやって気持ちを整えた?
「自分らしさって何だろう?」と考えました。便利さや広さよりも、子どもと一緒に笑って過ごせる空間を大切にしたい。それは私たちの家庭にしかない価値なのだと、少しずつ思えるようになっていきました。
お金の話題で笑われたあの日
どんなエピソードだった?
ランチのとき、「最近どこのサブスクが便利か」みたいな話題になって。
私は「うちはなるべく減らしてるかな。固定費を抑えたくて」と話したら、「え、そうなんだ(笑)意識高い〜」と、明らかにバカにしたようなトーンの返しが。
その笑いが、今でも耳に残ってるんです。
何がつらかった?
「あ、この人たちにとって私は“節約キャラ”なんだな」と気づいてしまった瞬間。
価値観が違うことは仕方ないけど、それを面白がられるのはつらい。相手は悪気がなかったのかもしれませんが、傷つくのには十分でした。
どうやって気持ちを整えた?
しばらく距離を置くことにしました。誘われても「予定があって」と断りながら、心が守られる場所を自分で選んでいく感覚を大事にしました。
「貧乏に見られるかも」という不安とどう向き合う?
答えは簡単には出ません。
どれだけ自分なりに生活を大切にしていても、「他人の目」や「空気の違和感」で揺れてしまうこと、きっと誰にでもあると思います。
でも、そんな時に大切なのは、“自分の中にある気持ち”に正直になること。
本当は、悲しかった。悔しかった。劣等感に飲まれそうだった。
その正直な声を、誰かに話してみるだけでも、心がふっと軽くなることがあります。
「気持ちが潰れてしまう前に、誰かに聞いてもらう」──それは、すぐにでもできる小さな解決策かもしれません。