はじめての園生活。
子どもが友達をつくるようになると、自然とママ同士のやりとりも始まりますよね。
「今度LINE教えてもらってもいい?」
そう言われたとき、私はなぜか胸の奥がざわつきました。
LINE交換、断りたくても断れない空気
「みんなやってるよ」がプレッシャーになる
ある日、公園で顔見知りになったママさんに声をかけられました。
「何かあったときに連絡取れると安心だし、よかったらLINE交換しませんか?」
もちろん悪気なんてなかったと思います。
でも、そのとき私は“断ったら変かな”という気持ちに支配されて、気づいたらスマホを差し出していました。
やりとりが始まってからの“微妙な負担感”
「〇〇公園に今から行きます〜誰か来る?」
「おつかれさまです。うちの子、昨日お熱で…」
毎日のように流れてくる通知。
返さないと悪い気がして、気がつけば“義務”のように返信していました。
たかがLINE、されどLINE。 通知が鳴るたび、ちょっとずつ心がすり減っていったんです。
「LINEは苦手なんです」って言ってもいい
気づかせてくれた、あるママの一言
そんなある日、いつもグループにいないママがいることに気づきました。 共通の知人に聞いてみると──
「あの人、スマホは持ってるけどLINEは使ってないらしいよ。苦手なんだって」
そのとき、ハッとしました。
あ、そういう選択肢もあるんだって。
「やめる」のではなく、「距離を調整する」という選択
私はすぐにグループを抜けたりはしませんでした。 でも、通知をオフにして、返信は自分のタイミングでだけするようにしたんです。
すると、不思議なくらい心が軽くなって、 “ママ友LINE”に対する怖さが少しずつなくなっていきました。
LINE交換が怖いあなたへ
「LINEくらいで」って思われるかもしれないけれど、 人間関係がギュッと詰まる場所だからこそ、気疲れしやすいんです。
誰かにとっては便利なツールでも、あなたにとってはプレッシャーかもしれない。
あなたの“心地よさ”を一番に考えていいんです。
LINE交換は義務じゃないし、付き合い方に“正解”なんてありません。
あなたのペースを大切にしながら、 「つながる方法」を選んでいきましょうね。